我々の予想通り、福岡1区は井上貴博氏と新開祐司氏の2人が、所属する自民党からは公認を受けず、無所属として真っ向からぶつかることとなった。麻生太郎副総理の子飼いの井上氏と古賀誠の元秘書である新開氏。麻生VS古賀の代理戦争だとして注目を集めている戦いだが、当初から井上氏が優勢と言われてきた。しかし、出陣式がマズかった。高島宗一郎市長を引っ張り出したものだから、新開陣営が一気に結束を強め、凄まじい勢いで巻き返しを図っているのだ。これで選挙の行方はわからなくなった。
我々の予想通り、福岡1区は井上貴博氏と新開祐司氏の2人が、所属する自民党からは公認を受けず、無所属として真っ向からぶつかることとなった。麻生太郎副総理の子飼いの井上氏と古賀誠の元秘書である新開氏。麻生VS古賀の代理戦争だとして注目を集めている戦いだが、当初から井上氏が優勢と言われてきた。しかし、出陣式がマズかった。高島宗一郎市長を引っ張り出したものだから、新開陣営が一気に結束を強め、凄まじい勢いで巻き返しを図っているのだ。これで選挙の行方はわからなくなった。
11月30日、小倉リーガロイヤルホテルで大家敏志参議院議員の財務大臣政務官就任を祝うパーティー、「大家敏志君の飛躍を期待する会」が開かれた。会場には1000人あまりの支持者が駆けつけ、自身が所属する派閥トップの麻生太郎副総理をはじめ、北九州を地盤とする三原朝彦議員、山本幸三議員、西川京子議員らも参列し、総選挙に向けた北九州自民党の決起集会のようですらあったが、ひとつ違和感があった。あの場には絶対に出席するはずの県議が欠席していたのだ。これは一体何を意味しているのか。
衆議院選挙を目前にして、未だに自民党の公認候補が決まらない選挙区がある。福岡1区だ。井上貴博議員と新開裕司議員の2人は「自分こそが候補者に相応しい」と一歩も引かず、どちらを選挙区の公認候補者とするか県連本部も頭を抱え、結局、党本部にすべてを託すこととなった。とはいえ、そう簡単に決着はつきそうもない。ここまで調整が難航するのも、両者の争いが麻生太郎副総理と古賀誠元幹事長の代理戦争にもなっているからなのだ。
《古賀市選挙が近いため無料公開》
衆議院議員選挙で各選挙区が忙しくなる中、密かに注目されているのが古賀市長選だ。候補者は6人。現職である竹下司津男市長に前市長の中村隆象氏と元県議の前田宏三氏、さらに市会議員の松島岩太氏、元市会議員の清原哲史氏、安松禧議氏が挑む闘いだ。現職市長に失政がないのに、これだけの立候補者が出るのは異例中の異例だ。それもあって古賀市民も今回ばかりは投票に行かなくては、と関心も高い。
これまで古賀市は政争の街といわれてきた。3期にわたって市長の座にあった中村氏と市を代表する県会議員であった前田氏。この2人が市の実力者として競い合ってきたゆえだ。
だからか、選挙にあたって誹謗中傷は当たり前という独特な雰囲気が古賀市にはある。「今回の争点は時計の針を戻すか否か」と語る市関係者がいるが、4年前、竹下市長が誕生したのもこうした旧体制に飽き飽きした市民の意志があらわれた結果なのかも知れない。
現在、選挙戦も終盤。6人の争いは激しい。ただ上位3人は、竹下、中村、前田だという見方は衆目の一致するところだ。投票日まで1週間を切ったが、ここにきて市民党を掲げる現職の竹下市長の事務所を訪れる人が増えてきた。政策が分かりやすく、古賀の未来を託すに相応しい思いが市民の中に浸透してきたようである。
「誇りを持てる街づくりをしてほしい。隣の新宮町がどんどん発展しているのに、古賀市は旧態依然としている。最近、やっと食の街としてのカラーが出てきたけれど、交通の要所、豊かな自然に恵まれているという立地条件からすればもっともっと大きく発展していく可能性があるはず。そうした方向にある政策を支持したい」(古賀市民)
実際、日本の地方都市の老化は著しい。福岡でも福岡市一極集中という事態が起きている。古賀市でもシャッターを閉めた店や空き家を見かけるようになった。この選挙が古賀市の未来を決める正念場になることは間違いないだろう。
まだ投票態度を決めていない人も多い。下手をすると当選第1位が25%との有効得票率に達せず、再選挙の可能性もある中で、各候補の死力を尽くした闘いは続く。
本日21日、衆議院解散が閣議決定し、来月14日に総選挙の投開票が行われることとなった。選挙まであと1ヶ月とあって衆議員たちは大慌て。福岡では前回と同様、小選挙区では自民が全勝する見方が強かったがここに来て暗雲が立ち込めている選挙区がある。当選6回を誇る三原朝彦氏の福岡9区だ。前回では民主党の緒方林太郎に約3万票の差をつけて圧勝し、比例での議席復活も許さなかったのだ。にもかかわらずいったい何が起きているのだろうか。
争点なき総選挙と言われる今回の選挙。各社の報道を見ると、今、ここで選挙を打てば取りこぼしが少ないとの官邸の分析結果で安倍首相が解散を決断したということだが、果たして本当に取りこぼしが少ないのか。夕刊紙などでは「自民党の議席は大幅減」などと見出しが踊っているがどちらが正しいのか。様々な関係者への取材で分析をしてみたが、結果は意外なものだった。
一気に吹き荒れた衆院の解散風。12月14の投開票がほぼ決定となった。各党、バタバタと候補者選定を急ぐなか、小倉北区のある政治家の事務所が悄然としているという。西川京子衆議院議員だ。彼女には次の選挙にかけていた悲願があった。比例区選出の議員だが、地元である10区で小選挙区候補として戦うという切なる願い――だが、それは達成されそうにない。
工藤会のトップ3人が逮捕され捜査は一段落したのか、緊張感は持続しているものの捜査に割いていた人員は当初に比べるとずいぶん減ったようだ。トップ2人を逮捕した第1弾、ナンバー3を逮捕した第2弾を終え、次に行う第3弾が期待されるが、腰を据えてじっくりと取り組む様子で、早々に大きな捜査が行われる気配はなさそうだ。一方の工藤会は組織固めに必死である。そして県警の捜査にピリピリと神経を尖らせている。
前々回、辺野古基地移設の巨額補償に群がる人たちについて記事にした。何十億という地元に金が落ちるのだ。それを巡って分捕り合戦が繰り広げられるのは当然と言えば当然である。その中でも名護漁協の相談役を名乗る怪しい人物がなぜか防衛省の窓口になっているということは前回の記事で触れたが、実は、もうひとり怪しい人物がいることが分かった。
福岡県議員選の中間市選挙区でとんでもないドンデン返しが起きた。現職の貞末利光議員が一転、自民党の第一次公認を得て出馬することになったのだ。貞末氏はかねてから今回の選挙には出馬せず引退するという約束を片岡誠二陣営と交わしたという噂まであり、事実、今回は出馬表明をしていなかった。県議団団長の蔵内勇夫議員の不興を買い、麻生太郎副総理も難色を示していた貞末氏がなぜ、自民党の公認を得て出馬することになったのだろうか。