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11月, 2017年

2017年11月28日(火)

来年の市長選は落選!?田中行橋市長「図書館事業」で不満噴出

 行橋市がまた騒がしい。田中純市長が市の活性化を図る事業として、大々的に打ち出した図書館事業。しかし、これに市民は大反対。田中市長とゼネコンの関係などキナ臭い噂も流れていることから、図書館事業は来年2月25日の市長選挙を控える田中市長にとって、足を引っ張る厄介者になろうとしているのだ。

2017年11月24日(金)

引退した「亀井静香」は「無料」のパーティーで何を語るのか

 国会議員に当選しても一緒にやっていく相棒がいない――前回の衆院選前、亀井静香氏はこういう言葉を残して、13期38年の政治家人生に自ら幕を下ろした。その亀井氏が28日、東京のホテルニューオータニの鳳凰の間で引退パーティーを開く。パーティーの招待状には、「今回はこちらからのお願いです。無用な心遣いはしないで欲しい」との文言。金はいらないということなのだが、いかにも亀井氏らしい。戦後政治の終わりを告げるといっても過言ではない亀井氏の引退。その最後に何を語るのか。

2017年11月21日(火)

損失は30億円!?「日馬富士暴力問題」で繁華街「中洲」は大損失

 連日、ワイドショーのトップを飾っているのが、横綱日馬富士の貴の岩への暴行問題。警察に被害届を提出した貴乃花親方が無言を貫いていることもあって、一体何が真実なのか混乱を極めている。この事態に深いため息を漏らしているのが九州最大の繁華街、中洲だ。力士の姿が見えないため、商売あがったりなのだ。

2017年11月17日(金)

世代交代!?変わりゆく福岡「暴力団」勢力図

 2014年秋の福岡県警による工藤会頂上作戦により、トップの3人をはじめ多くの組員が逮捕。壊滅的な打撃を受け、組織は大きく様変わりしてしまった。しかし、様変わりしたのは何も工藤会だけではない。もうひとつ福岡の大きな暴力団、道仁会や浪川会も大きく変わりつつある。

2017年11月14日(火)

「久留米市長選」波乱の予感!?泡沫といわれた中西氏が猛烈な追い上げのワケ

 来年1月に投開票の久留米市長選挙に名乗り上げているのは、、元民主党参議員の大久保勉氏、前回も出馬した宮原信孝氏、国会議員の秘書経験がある経営コンサルタントの中西博紀氏、海外勤務経験がある田中稔氏の4人だが、リードしている大久保氏や宮原氏に猛烈な追い上げを見せている候補がいる。中西氏だ。

2017年11月10日(金)

「久留米市長選」出馬表明者に自民党が「推薦」を出しにくいワケ

 来年の1月末、久留米市長選挙が行われるが、現職の楢原利則市長が実質上不出馬を表明。現在、出馬表明しているのが、元民主党参議員の大久保勉氏、前回も出馬した宮原信孝氏、国会議員の秘書経験がある経営コンサルタントの中西博紀氏、海外勤務経験がある田中稔氏の4人だ。全員が無所属での出馬だが、このうち大久保、中西、宮原の三氏は自民党に推薦願いを出しているが、県連のアクションはまだない。どうやらその背景には福岡県連との微妙な関係があるようだ。

2017年11月07日(火)

「総選挙」勝利でも身内から噴出する「鬼木議員」への悪評

 先月22日に投開票が行われた総選挙だが、激戦区はなんと言っても2区、自民党公認の鬼木誠氏VS希望の党公認の稲富修二氏の戦いだった。自民党にとって2区は天王山。絶対落とせないとして総力戦で勝利を掴み取ったわけだが、自民党はシラケムード。称賛の声どころか悪評しきりのなのだ。それも身内からというから深刻である。

2017年11月03日(金)

無料公開 工藤会総裁「野村悟」被告の初公判

 10月31日。その日、福岡地裁は緊張感に満ちていた。所得税法違反に問われた工藤会総裁の野村悟被告の初公判が行われるためである。

 公判が行われる本館302号法廷の廊下には約350人弱の傍聴希望者が並んでいたが、一般に用意された席はわずか10席のため抽選が行われた。

 そして、公判の開始時間の午後3時半ごろになると、マスコミの撮影などが行われ、それが終わるとマスコミの記者などが着席。午後3時40分ごろ、2人の屈強な刑務官に両脇を挟まれた手錠、腰縄姿の野村悟被告が入廷してきた。

 2014年9月に逮捕され3年余。はじめて公の場に姿を現した。

 傍聴席の家族にも入廷の際に一瞥をくれただけで、検察側、裁判長席に目を向けたままだ。紺色のスーツに真っ白なワイシャツ、初めて公の場に出ることを意識したものと思われる。

 頭に白いものは目立つがそれ以外に拘禁生活の疲れを感じさせるものはない。肝臓を患っているという噂も囁かれていたが、顔色もよく被告席に座っている姿も背筋が伸びている。 遅れて金庫番とされる山中政吉被告も入廷(同罪で起訴)。山中被告は野村被告から離れた席に着席した。

 弁護団、検事側はともに6名。

「木村博幹事長の公判では弁護士が2~3人だったはずですから、6人は多いですよね。こんなに人数が必要なのかなと思いましたが、そこはやはり総裁というところでしょうね」(担当記者)

 公判はたんたんと進む。検察が起訴状を朗読。被告人の認否を裁判長が尋ねると、野村被告は「起訴状で私の収入や所得といわれているものは私のものではありません」と静かだがはっきりした口調で答えた。山中被告も「野村さんのものではありません」と答える。では工藤会のものということか、という裁判長の問いかけに「工藤会のものです」とこれもはっきりした口調で答えた。

 冒頭陳述で、検察側は工藤会が建設業者、パチンコ業者などから集めたみかじめ料約8億1千万円を個人所得にしながら別人名義の口座に隠し、所得税3億2千万円を脱税したと述べ、工藤会に入るみかじめ料のうち、組の運営にあてられていたのは1割にすぎず、残りは最高幹部たちが自分のものとしていたと指摘。とくに野村被告は溝下秀男工藤会総裁が亡くなって以降は、6割以上を得ていたと述べた。

 しかし、弁護側は冒頭陳述は意外だった。この事件が「法の前における平等」という考えから逸脱したものであることをまず指摘したのだ。「暴力団ということで、社会一般なら所得税違反にならない件で逮捕された。さらに15年前の事件で逮捕されるなど著しく不当な捜査である」と工藤会捜査の不当性を訴えたのだ。

「いや、いずれ捜査があまりにも差別的だということは主張するだろうとは思っていましたが、冒頭陳述からそこを指摘してくるとは思っていませんでした。検察は、工藤会は凶悪犯罪組織であるというイメージづくりをしていますが、それに対抗する意図があったのかもしれません」(同)

 工藤会はこうした主張をするためだったのか、傍聴禁止令が出ていたようだ。

「警察を挑発することになるし、大勢で押しかければ騒動になりば、“やはり工藤会は極悪の暴力団だ”と宣伝される格好の材料になってしまいます。そのため傍聴には行くなという指示を現在の幹部が出したそうです」(事情通)

 そういえば、たしかにスーツ姿の県警の刑事が入り口や裏口、法廷廊下など、あちこちで不審な者がいないか目らせていたが、思ったより警備が少なかった。

「どうも工藤会組員が傍聴に来ないという情報が入っていたようです。組員が大挙して押しかけてくるとなればあんなもんではないでしょう」(担当記者)

 いささか拍子抜けでもあったが、公判も淡々と進んだ。

 検察側から300点余りの証拠品が示された。その中には山中被告が所持していた、収支を記録したもの、といういわゆる“山中メモ”と思われるものもあった。弁護側不同意のものは、開示しなかったようだが、それは今後の証人尋問などで明らかにされることになるだろう。

「検察側は証人17人も用意しているそうです。元組員らも含まれていると思いますが、もしかすると建設業界やパチンコ業界の関係者もいるかもしれません。みかじめ料の実態がどこまで解明されるのか分かりませんが、興味深いものになるのではないかと思っています」(同)

 野村被告の公判はまだまだ続く。今後10年、15年は続くだろう。野村被告の冷静な態度はその覚悟の証か、「ヤクザ」トップのプライドか。それともいつか態度を豹変させて凶悪性を露呈させてしまうのか。検察と工藤会の戦いははじまったばかりだ。

 

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