肺腺癌のため九州大学病院に入院していた小川洋福岡県前知事が2日午前11時7分逝去された。享年72歳。あまりにも早すぎる死であった。任期半ばの今年3月、辞職を決意、後継争いに首を突っ込むことを避けたのは最後の小川洋流美学であったのだろう。
肺腺癌のため九州大学病院に入院していた小川洋福岡県前知事が2日午前11時7分逝去された。享年72歳。あまりにも早すぎる死であった。任期半ばの今年3月、辞職を決意、後継争いに首を突っ込むことを避けたのは最後の小川洋流美学であったのだろう。
福岡で自民党が議席を失う可能性が高いと言われていた2区、5区、9区、10区。投票前の予想では落として1つ、もしくは2つと予想していたが、3つ落としてしまった。なぜ、このような結果となってしまったのか。
投開票がいよいよ迫ってきた。激戦区となった福岡2区、5区、9区、10区は果たしてどうなったのか。福岡は、すべての選挙区を自民党が占めていたが、今回は、そういうわけにはいかなそうだ。
岸田首相が福岡にやってきた。激戦区の応援に入ったわけだが、参院補選で山口県選挙区では圧勝したものの、静岡選挙区では敗北。静岡には岸田首相が2回も足を運んだにもかかわらずだ。岸田効果が皆無だった静岡。果たして福岡での岸田効果やいかに。
衆院総選挙も中盤に差し掛かった。福岡県内、全11区はすべて自民党が独占しているが、いくつ自民党が議席を落とすかが焦点となっている。注目は2区、5区、9区、10区。情勢は刻々と変化しており、支持を回復した区もあれば、逆に下落している区もある。このまま行けば2議席落としそうだが・・・
いよいよ衆院選がはじまった。福岡で注目を集めていた5区。原田義昭元環境相VS栗原渉元県議の保守分裂選挙となると見られていたが、栗原氏は出馬を断念。15日、東京党本部での遠藤俊朗選対委員長と話して決めたようだが、「無所属でも出馬する」と言い続けてきた栗原氏に何があったのか。
いよいよ選挙に突入だ。焦点は自公がどれほどの議席を獲得できるかだ。事前調査では岸田内閣誕生に伴う自民党支持の拡がりはほとんどなく、菅内閣ほどではないが、かなり議席減との見通し。ここ福岡でも逆転区がいくつか誕生することは必至である。なかには自民党支持者が逆転を心待ちにしている選挙区があるといわれている。
岸田内閣誕生にともない、福岡県では3人の副大臣が誕生した。大家敏志財務副大臣、古賀篤厚労副大臣、鬼木誠防衛副大臣。大家副大臣は来年改選を迎える参院2期目の中堅議員、古賀副大臣、鬼木副大臣は衆院の3期生。だが同期で今回、副大臣になれなかった議員が2人。井上貴明議員と藤丸敏議員だ。いったいどこで差がついてしまったのか。
支持率の低さで船出が危ぶばれている岸田内閣。甘利明幹事長を登用したことで、政治とカネの問題について疑問が噴出している。甘利幹事長は検察が不起訴処分にしたことをもって、この問題を乗り切る構えだが、説明責任を果たしていないとの批判は耳に痛い。しかも、新たな問題が突き付けられることになることが決定的だ。
風は追い風である。新型コロナウイルスの急速な感染の激減。なしくずし感は否めないがめでたい眞子様の結婚。実力者である安倍・麻生両元首相の「AA」コンビの強力なバックアップの上に岸田総理が誕生したわけだが、不協和音や閣僚のスキャンダルなどで、政界という大海原での航海は荒れそうである。