Archive for 2015
業界大手「老舗工事会社」放火犯社員逮捕でも公共工事から外せない「ワケ」
建替え工事が行われている福岡銀行薬院支店を放火しようとした疑いで、先月、前田宏太容疑者(31)を逮捕した。昨年7月にも同工事現場から出火しており、県警はこの件にも前田容疑者が関係していると見て、現在、鋭意捜査中である。前田容疑者は工事の一部を請け負っている大橋エアシステム勤務。工期が遅れそうだから時間稼ぎをしたかった、というのが犯行の動機なのだが、こんな社員がいる会社だ。すでに受注している公共工事から外そうという動きがあったが、外さず続行させるという。そこには複雑な事情があるようだ。
統一地方選「市議選中央区」激戦で再燃するか「麻生VS古賀」の代理戦争
福岡市議選で注目されているのが、東区と中央区だ。先だって行われた立候補予定者説明には定数12の東区に17名、定数7の中央区に11名が出席した。どちらも厳しい戦いとなりそうだが、特に中央区は激戦になりそうだ。というのも、福岡市議会の自民党重鎮、稲員大三郎氏と妹尾俊見氏の両議員が引退するからだ。自民党はこの2人の議席を死守するのはもちろん、あわよくば3つ奪おうと画策するが、思わぬ刺客が登場した。昨年の総選挙で麻生太郎副総理に“邪魔”をされた新開裕司氏の弟、新開崇司氏だ。
統一地方選「南区選挙区」民主党分裂で瓢箪から駒「新人の大躍進」で現職が落選!?
福岡県議選の南区選挙区が荒れ模様だ。定数4の南区現職は、加地邦雄氏(自民)、樋口明氏(自民)、浜崎達也氏(公明)、新村雅彦氏(無所属)。もちろん4人は今回も出馬するが、荒れ模様の原因は新村氏だ。元々民主党候補だったのだが、長男の優氏が福岡市議選に出馬することを党内で批判され、公認から外されてしまったのだ。そのため民主党は新村氏に代わって新人の大田京子氏を擁立。民主党は事実上の分裂選挙となるのだが、この新人候補に現職4人が危機感を抱いているという。
「武田良太」処分の上申書を本部に提出した自民党福岡県連の「思惑」
11区の乱――先月21日行われた県連大会で、福岡11区支部の幹事長で大任町長の永原譲二幹事長とその関係者が県連執行部と揉め、警察沙汰になった騒動のことだ。(記事参照)今後、執行部側と同支部幹部の話し合いの場を設けることで場をおさめたが、それでこの諍いが終わるはずはなかった。24日、県連は緊急会議を開き、暴力的行為に及んだ11区支部に対して厳正な措置を行うよう党本部に求めることを決定したのだが、そのウラにはとんでもない狙いがありそうなのだ。
統一地方選「行橋選挙区」武田派の猛攻で「麻生」「県連」がひざまずく日
21日、自民党福岡県連の年次大会で警察沙汰にもなった武田良太衆院議員派の11区の反乱(記事参照)は、少しはガス抜きにもなったかと思いきや彼らの怒りは収まらず、11区での武田派の絶対勝利を掲げ、必勝体制を築きつつある。とりわけ11区の核ともいえる行橋市選挙区では、前回補欠選挙の遺恨もあって、武田派の小堤千寿候補の動きが活発だ。対する現職の堀大介候補も前回票の積み上げを狙っているが、どうやら苦戦しているようである。
統一地方選「中間選挙区」貞末候補の寒い選挙戦の原因は「麻生VS武田」?
22日に行われた貞末利光候補の選挙事務所開きはあまりにも寒々しいものだった。麻生副総理に小川洋県知事、北橋健治北九州市長という“大物”が揃ったものの、集まった支持者はわずか300人弱。麻生副総理の演説も歯切れが悪く、「今まで無投票だったから今度は選挙に出向いて」という気の抜けたもの。人柄や政策を熱く語るいつもの名調子は尻すぼみだったのだが、どうやらその原因は武田良太議員とのバトルにありそうだ。この戦いのせいで貞末候補の選挙はそっちのけなのだ。
武田良太が画策する「反麻生グループ構想」に「古賀、山拓、鳩山」が団結!?
福岡市長、北九州市長を手なづけ、我が世の春を謳歌する麻生太郎副総理。だが、かつて彼は一地域の小さな“大名”でしかなかった。福岡には他に多くの猛者とも言うべき“大名”がいたのだ。彼らが麻生副総理のこれ以上の増長を面白く思うわけがない。その“大名”たちが、最近、頻繁に連絡を取り合っているという。そして「麻生包囲網」を形成しようとしているというのだ。
統一地方選「県議選中間選挙区」に麻生副総理と小川知事が乗り込むワケ
今まで何度か報じてきた福岡県県会議員選挙の中間市選挙区。現職の貞末利光候補と中間市議会前議長の片岡誠二候補の事実上の一騎打ちとなっており、互いに一歩も譲らず睨み合いの展開になっているが、その均衡を崩す展開が起きそうだ。22日、貞末議員の事務所開きになんと、麻生太郎副総理とその息のかかった小川洋福岡県知事が駆けつけるという。この衝撃的なニュースは瞬く間に関係者に広がった。貞末議員を毛嫌いしていた麻生副総理がなぜ・・・どうやらそのウラには県警の思惑が働いているようだ。
「鹿島建設副支店長車」放火事件の犯人像に迫る「3つのカギ」
12日未明、福岡県筑紫野市光が丘で、鹿島建設九州支店副支店長の自宅に駐車していた自動車が放火される事件が起きた。若い男2人が車に火をつけるところが目撃されており、明らかに副支店長を狙ったものだ。だが、犯行の動機については県警も掴めていない。一般人を狙った事件と聞いて真っ先に思い浮かぶのが工藤会だが、トップ3人が逮捕されて以降身動き出来ない状況であるため疑問が残る。果たしてなぜ副支店長は襲われてしまったのか。その謎を追うと、3つの可能性が見えてくる。
「工藤会」のトップに誰もなりがたらない?「木村幹事長」逮捕の余波
先月26日、暴対法違反と恐喝未遂で木村博工藤会理事長代行が逮捕された。昨年、工藤会のトップ3人が逮捕されて以降、野村総裁の指示を伝えるメッセンジャーとしての役割を担ったため、次第に工藤会の指揮をするようになったのだが、そこを県警に目をつけられたようだ。この逮捕、当初こそ組織にそれほど影響はないと思われていたが、ボディーブローのように次第に響いてきているようだ。
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