カテゴリ: 暴力団
福岡県警が摘発した「トクリュウ」グループは暴力団の御用達!?
福岡県警と北海道警の合同捜査本部は4日までに違法な利息で金を貸し付けたとして20~50代の男女計16名を逮捕した。この逮捕は、福岡県警のトクリュウ(匿名・流動型犯罪グループ)摘発にかけたなみなみならぬ意志が示されたものである。実は、このトクリュウは暴力団がこぞって利用していたんだとか。
大任町「永原町長」に新疑惑!?落札会社社員と組んで「反永原」一掃作戦進行中
様々な問題が報じられる大任町。福岡県田川地区の8自治体が共同で整備するゴミ処理施設に関して田川市長などに土下座を強要しただとか、し尿処理施設の工事積算資料が存在しないと説明していた実は存在しただとか、とにかくお騒がせだが、そんな中、また新たな疑惑が発覚した。「町立義務教育学校施設新築工事」と「子供広場屋内遊戯施設新築工事」に関する疑惑だ。
この「町立義務教育学校施設新築工事」の設計の入札に向けて準備していたのはA社とI社。入札が行われたのは最近だが、落札の本命はA社だと囁かれていた。しかし、蓋を開けると落札したのはI社だったためビックリ。落札を“演出”したのはI社の剛腕社員、I.H氏だという。
I.H氏は町職員に対してA社の陰には暴力団がいると吹聴。A社が不利な虚偽情報を流して、I社が落札されるように仕向けたという。
それと同時に近づいたのが武田良太議員の秘書だと地元では囁かれている。秘書に頼んでI.H氏は永原町長を紹介してもらって食い込んだとされているが、一方でJA直鞍の堀勝彦会長の経由で近づいたとも言われている。
地元の反永原勢力に取材すると、このことはI.H氏自身が西中洲のクラブで自慢気に話していたとのことである。
その甲斐あって、随契で「子供広場屋内遊戯施設新築工事」についても受注することになったという。
この2つの工事の受注を境に、I.H氏と永原町長は急接近する。I.H氏は一介のサラリーマン。永原町長にとっては目立たない存在で都合がいい。そのため建設業界の整理や交渉に関する使用人として使い始めた。そんな折、I.H氏は永原町長からこんな主旨のことを相談される。
「反目する連中を抑えてくれないか」
永原町長が言う「反目する連中」とは、以前から敵対する次谷隆澄元副議長や太州会系組長、井上直樹容疑者らのことである。永原町長は彼らに手を焼いていた。町政刷新を訴え、永原批判を展開してきた次谷氏は選挙でトップ当選。彼の働きもあって福岡町村会長選挙でも会長の座を引きずり降ろされた。昨今の永原批判が高まれば、町長の座すら危うくなってくる。長年トップに君臨してきた永原町長は危機感をつのらせていたのだ。
そんな永原町長とI.H氏は相談のうえ、暴力団に「反目する連中」を抑えてもらうことにしたという。反永原派を暴力団に抑えてもらうとはにわかには信じがたいが、地元では「地元の太州会ではなく、別の暴力団に頼んだ」ともっぱらだ。しかも、もしコトがうまく運べば永原町長はその見返りに、福智町の総合体育館新築工事を受注させると約束したという。
本来ならば、大任町長が福智町の公共工事にまで口を出すことはできない。しかし、福智町の黒土孝司町長と永原町長は昵懇の仲。融通がきくというわけだ。永原町長は、建築するゼネコンからの億を超える資金集めについてもI.H氏に頼んだという。
ともあれ、I.H氏はそれを了承し、それを遂行すべく張り切っているという。しかし、I.H氏はいわば永原町長のパシリ。滞りなくうまくいくのか注目だ。
九州暴力団の雄「道仁会」「浪川会」トップ引退によって勢力地図はどう変わるか?
道仁会の小林哲治会長の引退が迫る中、対立してきた浪川会の浪川政浩総裁も引退することが決まった。抗争を繰り広げてきた両団体のトップの引退は、日本・九州の極道史の大転換点を示すものとなる。さて、今後の展開は。
暴力団「道仁会」なぜ代替わりがこの時期に行われるのか?
GW前からひそかに流れていた道仁会代替わりの話が表面化してきた。小林哲治会長が総裁になり、福田憲一理事長が五代目会長になるという話だ。なぜ、この時期に小林会長が退き、福田会長が誕生するのか、その理由に迫る。
「工藤会」野村総裁死刑を破棄「無期懲役判決」で警察&暴力団に広がる波紋
福岡高裁(市川大志裁判長)は12日、殺人罪や組織犯罪処罰法違反(組織的殺人未遂)などに問われた特定危険指定暴力団「工藤会」トップで総裁の野村悟被告の控訴審判決で、死刑とした1審判決を破棄。無期懲役を言い渡した。この判決に工藤会関係者、警察関係者も驚きを隠さない。その波紋は時間の経過とともに大きくなっている。
「元警察官銃撃事件」の犯人は13年経過して逮捕されたワケ
福岡県警は元警官銃撃事件で7日、道仁会系組長堤修平容疑者以下、3名の容疑者を逮捕したと発表した。堤容疑者は一次、道仁会のNo.2と言われた人物。2018年に道仁会壊滅のために福岡県警が立ち上げた「筑後地区暴力団集中取締本部」があげた成果である。この事案については並々ならぬ努力があった。
「工藤会」組織改編で「役職名」も変更したワケ
29日、工藤会最高幹部、野村悟被告、田上不美夫被告の控訴審は結審を迎える。弁護側はこの結審を引き延ばそうとしているが、それがうまくいったとしても日程的には11月には結審となる。判決は2月末から3月。それに合わせてなのか、工藤会の役員名称の変更が決まったようだ。
アングラ社会に衝撃を与えた「道仁会」松尾元会長の逮捕
福岡県警は指定暴力団・道仁会の元会長、松尾誠次郎容疑者を恐喝容疑で逮捕した。2006年に引退したとはいえ、松尾元会長は今なお影響力を持つ伝説のヤクザ。この事件は、アングラ社会に衝撃を与えている。
工藤会田上被告が野村総裁を「父のような存在」と語ったワケ
9月27日、工藤会野村悟被告、田上不美夫被告の第2回控訴審が福岡高裁で開かれ、看護師襲撃事件、歯科医師襲撃事件の2件について、自らの指示による犯行と認める供述。供述は具体的な指示内容、指示系統などに及んだが、野村被告の関与はまったくないと証言。だが、今回の供述で注目されたのはそれだけではなかった。
供述変えても死刑は免れ得ない「暴力団事件」の過去の判例
工藤会最高幹部、野村悟被告、田上不美夫被告の控訴審が福岡高裁で13日、開始された。傍聴席58に対して希望者385人。注目の公判であった。当初から言われていた通り、田上被告が地裁段階での供述を翻し看護師襲撃、歯科医師刺傷事件については「自分の独断の犯行」としてかかわりを認めたのだが、はたして田上被告の供述転換は狙い通り、野村被告の死刑回避につながるのか。
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