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大任町「永原町長」に新疑惑!?落札会社社員と組んで「反永原」一掃作戦進行中
2024年05月31日(金)

 様々な問題が報じられる大任町。福岡県田川地区の8自治体が共同で整備するゴミ処理施設に関して田川市長などに土下座を強要しただとか、し尿処理施設の工事積算資料が存在しないと説明していた実は存在しただとか、とにかくお騒がせだが、そんな中、また新たな疑惑が発覚した。「町立義務教育学校施設新築工事」と「子供広場屋内遊戯施設新築工事」に関する疑惑だ。

 この「町立義務教育学校施設新築工事」の設計の入札に向けて準備していたのはA社とI社。入札が行われたのは最近だが、落札の本命はA社だと囁かれていた。しかし、蓋を開けると落札したのはI社だったためビックリ。落札を“演出”したのはI社の剛腕社員、I.H氏だという。

 I.H氏は町職員に対してA社の陰には暴力団がいると吹聴。A社が不利な虚偽情報を流して、I社が落札されるように仕向けたという。

 それと同時に近づいたのが武田良太議員の秘書だと地元では囁かれている。秘書に頼んでI.H氏は永原町長を紹介してもらって食い込んだとされているが、一方でJA直鞍の堀勝彦会長の経由で近づいたとも言われている。

 地元の反永原勢力に取材すると、このことはI.H氏自身が西中洲のクラブで自慢気に話していたとのことである。

 その甲斐あって、随契で「子供広場屋内遊戯施設新築工事」についても受注することになったという。

 この2つの工事の受注を境に、I.H氏と永原町長は急接近する。I.H氏は一介のサラリーマン。永原町長にとっては目立たない存在で都合がいい。そのため建設業界の整理や交渉に関する使用人として使い始めた。そんな折、I.H氏は永原町長からこんな主旨のことを相談される。

「反目する連中を抑えてくれないか」

 永原町長が言う「反目する連中」とは、以前から敵対する次谷隆澄元副議長や太州会系組長、井上直樹容疑者らのことである。永原町長は彼らに手を焼いていた。町政刷新を訴え、永原批判を展開してきた次谷氏は選挙でトップ当選。彼の働きもあって福岡町村会長選挙でも会長の座を引きずり降ろされた。昨今の永原批判が高まれば、町長の座すら危うくなってくる。長年トップに君臨してきた永原町長は危機感をつのらせていたのだ。

 そんな永原町長とI.H氏は相談のうえ、暴力団に「反目する連中」を抑えてもらうことにしたという。反永原派を暴力団に抑えてもらうとはにわかには信じがたいが、地元では「地元の太州会ではなく、別の暴力団に頼んだ」ともっぱらだ。しかも、もしコトがうまく運べば永原町長はその見返りに、福智町の総合体育館新築工事を受注させると約束したという。

 本来ならば、大任町長が福智町の公共工事にまで口を出すことはできない。しかし、福智町の黒土孝司町長と永原町長は昵懇の仲。融通がきくというわけだ。永原町長は、建築するゼネコンからの億を超える資金集めについてもI.H氏に頼んだという。

 ともあれ、I.H氏はそれを了承し、それを遂行すべく張り切っているという。しかし、I.H氏はいわば永原町長のパシリ。滞りなくうまくいくのか注目だ。

 

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カテゴリー: 大任町, 暴力団, 永原譲二 
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