カテゴリ: 北九州市長選挙
「北九州市長選」県連が否定した「北橋市長」支持報道
北橋健治北九州市長が4選出馬の意向を示した、という記事が5日、新聞各紙の朝刊に掲載されたが、一部の報道に、自民党県連がこれを承認したかのような記載があったため、県連は否定。わざわざ声明を発表した。ある意味、誤報となってしまったのだが、なぜこのような報道がされたのか。
「北九州市長選」北橋市長と自民党の「密約」解消で乱立模様
来年2月に予定されている北九州市長選挙。前回の2015年の市長選では、自民党が対抗馬擁立を検討したものの、すったもんだの末、北橋市長を自民党が単独推薦するという“奇手”で北橋市長が当選したのだが、両者の密約でその奇手は1期限り。ではどうなるかと周囲を見渡せば、あちらこちらに候補が乱立しそうである。
「統一地方選総括」vol.3 北九州市長選の「しこり」と麻生派の「ほころび」
今回の統一地方選挙で麻生VS武田の戦いが注目されたが、もうひとつ政界関係者の関心を集めたのが北九州市長選でのゴタゴタの影響だ。三原朝利氏が市長選に出馬表明した際(結果は落選)、その是非を巡って地元自民党議員の間で意見が分かれ、賛成派と反対派で激しいつばぜり合いが起きたのだ。果たしてこれがどう影響したのか。顕著に現れたのは八幡西区と若松区だった。
「北九州市長選」が原因で「共産党」候補者に敗れた「三原朝彦」一族
自民党候補圧勝のはずが敗北・・・そんな選挙が続いているが、1月25日の行われた北九州市若松区選挙区の市会議員補欠選挙は衝撃だった。対決したのは自民党公認候補の反田勉氏と共産党候補の山内涼成氏。この補選、共産党の野依謙介氏の死去に伴う選挙で、いわば“弔い合戦”ではあったのだが、三原朝彦衆院議員一族のお膝元で、まさかの共産党勝利。一体何が起きたのか。内情を探ってみると、どうやら市長選挙のしこりが原因のようだ。
「北九州市長選」自民本部来援の「妨害電話」をした「中村明彦」県議
圧倒的な得票数で北九州市長のイスを守った北橋健治氏。得票数は次点の三原朝利氏の4万票を遥かに凌ぐ20万票あまり。この圧勝は、民主党出身の北橋市長がある意味、党や連合を捨て、自民党単独推薦を受け入れたからこその結果といえるが、この自民党単独推薦という奇策は、もとはと言えば、独自候補擁立にしくじった自民党が苦肉の策として、捻り出したのがだったものだが、この提案に最後まで抵抗したのが中村明彦県議だ。中村県議はなんとか三原候補に自民党推薦を出させようとしたが叶わなかった。その恨みがあったのか、市長選中、県連に北橋氏への妨害とも言える電話を入れていたという。
北九州市「北橋市長」再選確実でも次の選挙で「クビ」を切られる!?
1月25日に投開票を控えた北九州市長選。これまで我々はこの市長選について様々報じてきたのでご承知の方も多いと思うが、民主党出身の北橋健治市長は今まで敵対していた自民党の単独推薦を受け入れることで、当選を確実のものにしたことわけだが、決して北橋市長の身が安泰というわけではない。おそらく北橋市長はまだ想像もしていないだろう。再選後、自民党の飼い犬のように使われることを。そして日々、様々なプレッシャーをかけられ、挙句、任期満了を持ってお役御免とばかり捨てられる可能性が高いことを。
「北九州市長選の遺恨?」大家参議員のパーティーに出席しなかった「ある県議」
11月30日、小倉リーガロイヤルホテルで大家敏志参議院議員の財務大臣政務官就任を祝うパーティー、「大家敏志君の飛躍を期待する会」が開かれた。会場には1000人あまりの支持者が駆けつけ、自身が所属する派閥トップの麻生太郎副総理をはじめ、北九州を地盤とする三原朝彦議員、山本幸三議員、西川京子議員らも参列し、総選挙に向けた北九州自民党の決起集会のようですらあったが、ひとつ違和感があった。あの場には絶対に出席するはずの県議が欠席していたのだ。これは一体何を意味しているのか。
「三原朝彦」当選危機?「北九州市長選」優柔不断で市議たちが逃げていった
本日21日、衆議院解散が閣議決定し、来月14日に総選挙の投開票が行われることとなった。選挙まであと1ヶ月とあって衆議員たちは大慌て。福岡では前回と同様、小選挙区では自民が全勝する見方が強かったがここに来て暗雲が立ち込めている選挙区がある。当選6回を誇る三原朝彦氏の福岡9区だ。前回では民主党の緒方林太郎に約3万票の差をつけて圧勝し、比例での議席復活も許さなかったのだ。にもかかわらずいったい何が起きているのだろうか。
「北橋市長自民党単独推薦」決定で絶句した「中村明彦県議」「西川京子衆議員」
今日、10月14日、北橋健治北九州市長が正式に自民党単独推薦を受けることを発表した。マスコミは、北橋市長が自民党の話を受けるかどうかという論調を展開していたが、我々の読み通り、北橋市長は受けた。だが、この報に驚き慌てた者がいる。自民党の独自候補擁立派のバックにいた中村明彦県会議員、西川京子国会議員らだ。「北橋の立場からして、そんな話は成立しない」とタカをくくっていたのだ。
「福岡・北九州市長選」麻生を支えた立役者たちが見据える「武田良太」との戦い
昨年の10月8日にスタートした「メディア政経9」ですが、おかげさまで1年続けることが出来ました。皆様のお力添えがあっての我々です。心より感謝申し上げます。これからも、よりよい記事をご提供させて頂くべく日々精進いたしますので、今後共何卒よろしくお願い申し上げます。
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注目される福岡市長選と北九州市長選だが、両選挙とも自民党は分裂選挙になりそうだったが回避されたようだ。
福岡市長選では、元市議の北嶋雄二郎氏が立候補を表明したことによって、反高島市長の市議たちが結集しようとしたのだが、県連の締め付けによって断念。県連も市議会も高島市長を支援することでまとまった。
前回報じた北九州市長選では、独自候補擁立派と北橋市長推薦派で市議会自民党は割れていたが、単独推薦することで分裂を回避、一本化がなされた。
これら、自民党がひとつになるためには、ある政治家の協力がなければ実現しなかっただろう。
蔵内勇夫県議団長だ。
福岡市長選で、北嶋氏の元に反高島派の議員が結集しようとしていたことは前述したが、これを阻止することに大きな役割を果たしたのが蔵内県議だったと言われている。そもそも高島市長の後ろ盾は麻生副総理だが、高島市長に反感を持つ財界、政界の重要人物に頭を下げて回り、麻生副総理を支えたのは蔵内県議だった。
北九州市長選の時も同様だ。麻生副総理が独自候補擁立をぶち上げたものの適任者がいなかったため、北橋市長を単独推薦するという奇手を使ったわけだが、これを実現出来たのは、北九州市議の重鎮、片山尹氏との太いパイプを持つ蔵内県議の働きがあればこそだ。やはりここでも麻生副総理のメンツを守ったのは、やはり蔵内県議だったと言える。
これら表層だけを見れば、麻生副総理と蔵内県議は蜜月関係のように思えるが、そこまでの関係ではない。決定的に対立した過去がある。それは2011年の福岡県知事選挙の時まで遡る。
福岡県知事選挙に立候補を表明した蔵内県議に対して、麻生副総理は現在知事の座にある小川洋氏を推し立てて対抗した。
自民党県連本部の推薦を得た蔵内県議に対し、麻生副総理は分裂選挙も辞さずという構えを示して、蔵内県議を立候補辞退に追い込んだことは有名な話である。その後、2人は手打ちをしたと囁かれてきたが、それでも2人の間には隙間風が吹いていた。
ところが武田良太衆議院議員の県連会長時代に2人は接近する。
会長としての権威を振りかざし、人事はもとより、衆議院選挙や県会議員補欠選挙での候補者選定においても横車を押す武田氏を会長から外すことを麻生副総理と蔵内県議は画策。後任に松山政司氏を推すことでも2人の意見は一致した。現在の「武田VS麻生・蔵内」という図式が県自民党で作られたのは、この時からだ。
麻生副総理と蔵内県議は互いに同盟関係ではある。だが、腹を割って打ち解け合うほどまで関係は深くない。探りあいは今でも続いているのだ。
北九州市長選ではその弊害が出た。麻生副総理が打ち出したものの、いっこうに決まらない独自候補擁立。秘策はあるのか。互いの腹を探りあう膠着状態が続いたが、それを打破した政治家がいた。大家敏志参議員だ。
大家氏は県議時代、反主流派、つまり反蔵内派だった。ところが反主流派がバラバラの状況に陥り、蔵内派に転身。その後、蔵内氏ら県連執行部の決定によって、前々回の参議院選挙の候補者に選ばれ当選。それ以降、蔵内氏とは盟友だ。
麻生氏と蔵内氏の間に入り、潤滑油となることによって両者と話し合い、麻生副総理の顔をつぶすことなく自民党をひとつにまとめあげたのだ。
麻生、蔵内、大家の3議員の歯車がうまく噛み合ったからこそ、自民は分裂を回避したと言える。
だが、この3者が手を携えた目的は、単なる分裂回避だけだったのだろうか。そこには、ある目的が透けて見えはしないか。
山崎拓、古賀誠と次々に大物議員が政界から卒業していく中、麻生副総理も卒業は近い。その麻生副総理の座に狙うのは武田良太氏だ。
武田氏に対抗するのは、先に触れた麻生・蔵内連合だ。そこに大家氏も加わるかも知れない。彼らの戦いは必ず激化する。福岡市、北九州市の2つの首長選で分裂を回避させたのは、武田軍との今後の戦いのための地ならしなのかも知れない。
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