すでに消化試合の様相を呈している参院選にかわって、注目を集めているのが鳩山邦夫前衆議員の死去に伴う福岡6区の補欠選挙。今日、7月5日に自民党福岡県連は選考委員会を設置し、候補者の人選に入るのだが、すでに波乱の予感。選考委員会とは別に「アノ人」が動き始めたというのだ。
すでに消化試合の様相を呈している参院選にかわって、注目を集めているのが鳩山邦夫前衆議員の死去に伴う福岡6区の補欠選挙。今日、7月5日に自民党福岡県連は選考委員会を設置し、候補者の人選に入るのだが、すでに波乱の予感。選考委員会とは別に「アノ人」が動き始めたというのだ。
参院選の投開票日が目前に迫った現在、目立つのは首相官邸周辺からの福岡公明党候補に対するテコ入れだ。応援に続々と大物が入ってきている。自民党候補の大家敏志議員の応援そっちのけでの公明党支援に福岡自民党は首を傾げるが、それもそのはず、そのウラには麻生副総理と菅義偉官房長官の“確執”が囁かれている。
参院選後、福岡県警の工藤会壊滅作戦にさらに拍車がかかる、と噂されていたが、どうやらストップしそうだ。もちろん組員逮捕がなくなるわけではない。シャブ、強要などで末端組員の逮捕は連続している。各署の留置場や拘置所は、工藤会系組員で溢れかえっている。だが問題は解決が急がれている殺人や襲撃などの凶悪事件の捜査が中断することだ。なぜなのか。
去る6月21日午前、5月頃からその激ヤセぶりが話題になっていた鳩山邦夫元総務大臣が東京都内の病院で亡くなった。享年67歳。参院選の出陣式に出席予定だったが、それも叶わず、その早すぎる死を悼む声は絶えない。だが、その一方で早くも後継問題が囁かれ始めている。
先日の18日、コスメイト行橋で行橋選挙区選出、堀大助県議の県政報告会が開催された。参院選まで一か月を切ったこの時期、参議院候補大家敏志参議員も出席し、有権者に支持を訴えかけたのだが、そこになんと反麻生の武田良太衆議員が現れたのだから、事情を知る関係者は凍りついたという。
工藤会幹部の裁判員裁判で、被告の知人らが裁判員に声をかけたことが意外なほど大きな問題になっている。裁判員4人が辞任を申し出るという事態に発展したことから、事態を重くみた裁判所が裁判員法違反の疑いで福岡県警に告発したのだが、この問題は国を巻き込んだオオゴトになっているのだ。
お金の問題で集中砲火を浴びている舛添東京都知事。共産党など野党は即刻辞任すべし、と鼻息が荒い。しかし、拳を振り上げながら、どこか白々しく見えるのが民進党だ。なぜなら、参議員比例選出の大島九州男・民進党議員も政治資金の公私混同が疑われ、収支報告書を訂正しているのだ。しかも、自身の支持団体へすがるような謝罪文を送っており、それが失笑を買ってしまっているというから、舛添知事と何ら変わらない。
約2ヶ月半前の4月21日、ある裁判が決着した。有料老人ホームの工事をめぐるものだ。内容は愛媛県新居浜市に土地を購入し、そこに老人ホームを建設しようとしていた業者に対して、他の業者が不当に妨害したというもの。しかも妨害したとして訴えられたのが、国会議員とその議員が役員を務める会社だったのだ。
遡ること2014年夏、1本の雑誌記事が密かに注目を浴びていた。サンデー毎日の9月7日号の「宮崎・都城発 権力批判ブロガー怪死の闇」という記事で、産廃業者、反社会勢力、参議員の癒着の疑惑を追求していたブロガーが告発直前に怪死したというものだ。この怪死事件は、サンデー毎日だけではなく、他者も取材を進めていたことから、マスコミの間では話題となった記事だった。あれから2年、騒動は終わっていたと思っていたが、まだまだ動いていたのだ。
5月連休明けにも着手するのではないかといわれていた北九州市小倉北区下到津のマンションで起きた、クラブ経営会社役員が刺され重傷を負った事件が動いた。福岡県警は3日、工藤会幹部ら7人を殺人未遂や殺人未遂幇助の疑いで逮捕した。事件当初から工藤会組員の関与が指摘されていたが、実行犯の特定が難しく手間取っていた。今回の逮捕は、そうした困難を乗り越えて、可能になったのだが、そこにはまだまだ壁があるようだ。