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カテゴリ: 北九州市

2023年06月20日(火)

「維新へ鞍替え」「保守分裂」自民党県連を悩ます「福岡選挙区」

 岸田首相が今国会での解散を否定したことで、衆議院選挙は秋以降に先送りされることとなった。そもそも騒いでいたのは4回生までの議員たちと茂木敏充幹事長だけで、現実味はなかったのだが、福岡県では複数区で保守分裂の動きが加速。さらに維新の会の乱入もあって、福岡の選挙区はその混迷の度合いをますます濃くさせていく。一体、この福岡で何が起きているのか。

2023年06月16日(金)

「日本化薬折尾工場跡地」市が開発を塩漬けするのはなぜか

 北九州市八幡西区浅川にある日本化薬折尾工場跡地。道路に面して平地が広がり、一段高くなった土地にはうっそうたる森林が、今も手つかずのまま存在する。その広さは19万平米強。およそ6万坪。この土地の開発が決まったのは令和2年。それからすでに3年近く、地目の変更もなされず、塩漬けといってよい状態が続いている。

 

 日本化薬(株)は、東京都千代田区に本社を持つ総合科学メーカー。日本最初のダイナマイト製造をした会社で、現在は医薬品や農薬、火薬などを製造している。1917年創業で、現在も東京、高崎、上越、姫路、福山、厚狭(山口県)、徳島などに工場を持つが、北九州市にあった工場は1977年以降、すべて閉鎖された。

 折尾工場跡地の開発が問題になったのは今から10数年前。ただ北九州市の財政難もあり、当時の北橋市長によって保留とされた。ふたたび跡地の再開発が問題になったのは2020年のこと。折尾工場のボーリング調査の結果、土壌汚染がないことが確認され、2020年4月2日に公報にて土壌汚染解除が告知された。

 その後、日本化薬の委託を受けた開発業者A社と北九州市建築都市計画局の部長、課長、係長が同席し、合同会議が開催され、跡地について福岡県への地目変更申請をすることが決定した。

 工場のある浅川地区は近年、住宅地として発達、路線パス本数も増えているものの、一部街路照明がないことが不安視されていた。日本化薬跡地が開発されれば、地区の中心地にシンボルとなり、街自体が整備されるだろうと周辺の住民からも期待が集まった。

 ところが北九州市の人事異動で係長にM氏が着任して以降、事態は滞り始める。必要な書類は提出し、あとは用途変更だけとなっていたのだが、保留されてしまったうえ、以下のような主旨の確認書が届く。2021年4月末のことだ。

1.土砂災害警戒区域の調査は、航空測量を行ってから行う。

2.市街化区域に編入するにはイエローゾーンが含まれていると難しい。

3.イエローゾーンを開発区域から外す必要がある。

4.イエローゾーンに指定されない方法は、地形を30度以下に成型する必要がある。

5.昨年線引きの見直しが終わったので次の見直しは5年後になる。

 地目変更地域が拡大され、土地災害警戒地域としてのイエローゾーンが含まれることになった。5項目に記されていないが、急傾斜地土地災害警戒特別地域としてのレッドゾーンも当然含まれることになる。

 A社はこの5項目をクリアするため、測量や断面図の作成など1年を費やして調査を行った。必要書類を作成し、いざM係長を尋ねると、今度は「地目の変更について隣接地と同時に申請することが望ましい」などと言い出した。隣接地はレッドゾーンである。これに納得できないA社は2022年12月に県に相談。5項目を示して、見解を求めたところ、あろうことか県はこの5項目のことを知らなかったのだ。

 A社はM係長から5項目を示された時、「県から指導を受けた」と説明を受けていたため、県に食い下がったものの、やはり県は知らないという。そこでM係長に問いただしたところ、県が問題にするであろうことを示したもの、と説明。つまり5項目はM係長が自分で作ったというわけだ。だが、我々の取材に対しては「自分は作成には関係していない。誰が作ったかは自分は知るところにない」と返答。A社と我々に対しての回答が違うのだ。

 A社は「市は私たちに嫌がらせをしているのではないか」と疑念を抱いている。というのも、昨年、北九州市が日本化薬本社に対して折尾工場跡地の売買を持ちかけているのだ。A社が日本化薬から委託を受けているにもかかわらず、だ。さらに今年3月、工場跡地の隣接地主から墓地の移転、整理についての資金協議をしたいとの要請が日本化薬本社にあった。 つまり、A社を飛び越えて北九州市や隣接地地主が日本化薬にアクセスしているわけだ。穿った見方かも知れないが、A社を外したうえで工場跡地を開発しようという動きがあるようにも思える。市がAの書類に要望をつきつけて保留にしてることも、ウラで政治家などが糸を引いていると考えれば妙に納得できる。

 浅川地区の開発が期待されて3年、開発を実質上放置する北九州市の行政指導の在り方が検証されなければならない。

2023年06月13日(火)

次期衆院選「福岡9区」公募で波乱!解散日程次第では党本部の意向反映か

 次期衆院選候補者を決める9区の支部長選出問題が混乱している。10日、開かれた9区議員懇談会で松尾統章支部長代行から党本部と協議して決めた公募スケジュールが発表された。19日、公募受付、その後、党員投票というもの。だがこの席上でハプニングが。しかも解散も早まる動きが。

2023年06月06日(火)

選挙区「9・10区」で麻生氏が「意中の候補者」の名を挙げたワケ

 自民党の空白小選挙区をめぐる候補者調整が佳境に入ってきた。5月26日には9区支部の会合が行われ、31日には東京の自民党本部で福岡県選出議員と県連幹部の会合が開かれた。注目されたのは麻生副総裁の発言で、県連幹部曰く「かなり踏み込んだ発言だった」――どんな話し合いが行われたのか。

2023年05月23日(火)

保守分裂必至!?原口自民党県連会長を悩ませる「9区」「10区」問題

 20日、令和5年自民党福岡県連年次大会が開催され、3期目となる原口剣生新会長以下、県連執行部の面々と県選出の自民党の衆参国会議員が壇上に顔を揃えたが、目下、関心事は解散総選挙。特に原口会長が頭を抱えているのが9区と10区だ。自民党候補者は一体誰になるのか、地元議員たちの思惑が絡み合い、交錯し、候補者を巡る動きは次第に加速している。

2023年05月09日(火)

「福岡県連新体制」で中村県議の策謀はどこまで通用するか

 逮捕者を出し、波乱含みだった福岡県議選だが、新体制が発足しつつある。4月24日の自民党県議団議員総会で、県議団会長には当選7回の松尾統章氏が選ばれた。幹事長には現幹事長の当選6回の中尾正幸氏が引き続き選ばれた。これまで4年間、会長の重責を果たしてきた松本國寛氏は退任、県議団では若き執行部体制が確立した。

2023年02月24日(金)

北九州市長選「県連の意」に背いた「中村県議」に追及の手

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 北九州市長選に当選した武内和久氏が20日、市役所に初登庁した。嬉しくてたまらないという表情で会見に応じた。そのあと真っ先に向かったのは福岡市役所。自らの当選を裏から支えた福岡市高島宗一郎市長を表敬訪問。2人はさっそく福北連携をぶちあげた。だがそれは県政界、混迷の始まりのように思える。

2023年02月17日(金)

「武内市長派の伸長」「除名問題」まだまだ続く「北九州市長選」の余波

 北九州市長選挙が終わったが、終戦処理をめぐって新たな問題が発生した。市長選で勝利した武内和久氏の支援にまわった2人の自民党市会議員の除名を北九州市議会会派の自民党・無所属の会が県連本部に求めたのだ。だが、県連の動きは慎重だ。北九州市長選挙の影響があらゆるところで出始めているのだ。

2023年02月07日(火)

「北九州市長選」津森氏が負けた「敗因」と武内氏の「課題」

 5日、投開票が行われた北九州市長選挙。無所属で新人、元厚労省官僚の武内和久氏が126.839票を獲得、他の3人の候補者を破り初当選をはたした。NHKが当確を打ったのは午後21時30分すぎ。激戦と言われた選挙戦の割には早い時間での当確。なぜこれほど差が開いてしまったのか。

2023年02月03日(金)

「北九州市長選」そもそも北九州が抱える課題は何か?

 終盤にかけてますますデッドヒートの様相が色濃くなった北九州市長選。泣いても笑ってもあとわずかで勝敗は決する。どちらが北九州市政を牽引することになるのかは、現時点では分からないが、北九州市には、まさに北九州市がリリースしている、人口減少や少子高齢化、産業構造の変化などの課題を抱えている。これらの課題をどう解決するのか。また、今進めている計画をどう進めていくのかを見つめ直す必要があるのではないだろうか。

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