カテゴリ: 麻生太郎
行橋県議補選で激突!「関ヶ原」と化した「麻生軍VS武田軍」
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13日に投開票を控えた行橋選挙区県会議員補欠選挙はさながら関ヶ原の合戦の様相を呈してきた。東軍が麻生太郎率いる堀大助候補ならば、西軍は武田良太率いる小堤千寿候補だ。序盤、戦いを優位に進めていたのは堀だった。あろうことか自民党青年部長の小堤を差し置いて自民党県連本部推薦を受けたからでもある。(本誌参照)麻生の人気、武田と県連の溝、行橋市長選のゴタゴタなど、武田軍はあまりにも不利。今回は堀が勝つか、と思ったのもつかの間、武田軍は票固めのブルドーザーと化して猛反撃。終盤に来て五分と五分。戦いの行方はまったくわからなくなってきた。
堀の県連推薦を知って激怒した武田の動きは早かった。「県連がならぬなら」とばかりに自民党行橋市部の推薦をもぎ取った。そして親交のある太田昭弘国土交通相を通じて、地元公明党の支持を取り付けるとともに、元参議院のドンといわれた村上正邦を通じて建設業界を固めたのだ。
「元々、行橋の建設業者は武田支持派と中間派に分かれています。中間派はどちらかに着くか決めかねていたところに村上の指示が飛んだので、一気に武田・小堤支援体制が出来上がりました」(地元建設業者)
これまで11区で激烈な選挙を戦い抜いてきた武田良太である。ズルズルと負けることはないだろうとは思われていたが、ここまで力を発揮するとは。地元関係者も思わず感嘆の声を漏らしている。
もちろん、堀もそんな状況を指を咥えて見ているわけではない。彼もトヨタ自動車、ニッサン自動車などの組合票固めに入った。当初、地元連合系では民主党の吉村敏男幹事長のお膝元である自治労を除いては、選挙へ取り組みの鈍さが目についていたが、ここにきて歯車が回り始めた。
「トヨタには麻生太郎さんの息子、将豊さんがいます。彼は麻生さんの後継者と言われていて、年末年始には麻生さんと選挙区の主なところを回っていたぐらいです。そういう縁もあってトヨタと麻生さんは仲がいいんですよ。堀支持で動いてくれと言われれば動かざるを得ないでしょう」(地元記者)
県連もやっきだ。北九州地区の県会議員などを投入して、堀当選のために武田陣営になびいた地元自民党支持有力者の切り崩し工作を積極的に行っている。さらに農政連(緑友会)も農協票を中心に、堀支持を訴えて活発に動き始めた。
「前回の市長選で田中現市長と戦って敗れた岡田元県議が緑友会県議団に属していました。緑友会としては、席が空いてしまったため、そこに堀さんを座らせたいんですよ。当選したら緑友会に入る予定だから必死ですよ」(農政連関係者)
選挙戦は五分五分だが、武田軍が若干優勢という声もある。その声が耳に入ったのか、4月9日、総大将の麻生副総理が街頭演説をするという。ここで一気に麻生軍が優勢に転じればいいが、これで負けたら目も当てられない。関ヶ原では東軍が勝利したが、行橋ではどちらに軍配が上がるのか、両軍の威信をかけた戦いはいよいよ佳境を迎える。(文中敬称略)
「北九州市長選」の布石!?麻生副総理が会談した「不適切な相手」
来年2月の北九州市長選挙。現職の北橋健治市長の座が危うくなっていることは本誌でも触れた(記事参照)。麻生太郎副総理や大家敏志参議院議員、中村明彦県会議員などを中心にしたグループが対抗馬を立てようと水面下で活発に動いているためだ。しかし、現職に代わるいい「タマ」がいない。さらに自民党北九州市議団は、「我々の言いなりになっているので現職でいい」と言い出す始末。北橋市長でいいんじゃないか、という意見が徐々に大きくなり、北橋市長続投が濃厚となってきたのだが、思わぬ伏兵が現れた。
武田良太議員「行橋区県議補選」で面目丸つぶれ
ようやく市長選が終わった行橋市。新しく市長になったのは県議だった田中純氏。武田良太議員のバックアップが効いたのか6千票近い大差をつけて当選したわけだが、おかげで県議の席がひとつ空いたため補選が行われる。立候補者は現在、堀大助氏(34)と小堤千寿氏(31)の2名。自民党県連は堀氏に推薦を出したのだが、あれれ・・・小堤氏は武田議員の秘書で11区の自民党青年部長を務めているのに・・・どうやらとんでもない騒動が起きてしまったようだ。
自民党県連が推薦を決めた弁護士の堀氏は無所属で出馬する見通しだが、前回選挙で「日本維新の会」から出馬しているのだ。ならば生粋の自民党である小堤氏に推薦を出すのが当然なのだが、なぜ堀氏なのか。
福岡市長選挙 vol.5――「高島陣営」と「反高島陣営」に両天秤をかける「福岡有名財界人」
福岡市長選挙まであと8カ月。高島宗一郎市長の圧倒的優勢が固まりつつある。対立候補になるのではと期待された北嶋雄二郎市議、新開祐司衆議員の二人が、「高島強し」の世評を前に、市長選には出馬しないという意向を周囲に漏らし始めた。しかし、選挙は水物。何かの拍子で状況がガラリと変わることがある。そんな時のために双方に笑顔を振りまいているのが、かつて福岡市政を牛耳ってきたとまで言われた有名財界人だ。高島、反高島サイドに巨額のお金をバラ撒いていたという。
県議選「中間選挙区」は国会議員と福岡県警を巻き込むドロ試合の様相
県会議員選挙が行われる来春の統一地方選挙まであと一年。立候補予定者の講演会などが各地で開かれているが、中でも荒れそうな選挙区がある。中間市選挙区だ。すでに現職の貞末利光氏に対抗して、中間市議会議長の片岡誠二氏が立候補する意志を表明したが、武田良太衆議院議員と福岡県警を巻き込んだドロ試合に発展しそうなのだ。
「麻生太郎」が応援に入る??激戦の須恵町長選挙
4月20日に投開票される糟屋郡須恵町長選挙。以前、本誌でも、この町長選挙が武田良太議員と麻生太郎議員を巻き込んだ代理戦争になっていると書いたが、これについては過去記事を参照して頂くとして、選挙が迫ってきた現在、その戦いはさらに激しさを増してきた。現在、現職の中嶋町長がやや優勢のようだが、対する長沢陣営も負けてはいない。とんでもない奥の手を繰り出すとの噂が駆け巡っている。
北橋北九州市長再選を阻む「市議会」と「疑惑企業」と「麻生太郎」
1年後に迫った北九州市長選挙、現職の北橋健治市長の3選が確実視されてきたが、ここにきて足元がグラついてきた。非自民出身の北橋市長が自民の顔色を伺い、言いなりになってきたにもかかわらず、自民からクビを切られようとしているのだ。そこには北橋市長と市議会との関係や、“癒着ではないか”と疑われている会社との関係、そして麻生太郎議員の野望が複雑に絡み合っている。
福岡市長選挙 vol.4――動き出した「北嶋市議」と噴火寸前の「高島市長の新スキャンダル」
北嶋雄二郎市会議員が開催したパーティーが注目を集めている。開催されたのは1月31日。早良区百道のホテルヒルトンで行われた「新春の集い」と銘打たれたパーティーには約400人が出席。いよいよ出馬への準備かと思われるほど豪華な顔ぶれが揃った。その一方で高島市長の新たなるスキャンダルの火種がくすぶり出した。果たして北嶋市議は一人勝ちと思われた高島市長の対抗馬となり得るのか。
福岡市長選挙 vol.3――高島市長圧勝への序曲
今年、一番の話題になるのは、なんといっても市長選挙。福岡市のトップはともすれば県知事より力を持つだけに注目度は高い。高島宗一郎市長が再選を果たせるのかどうかがひとつの焦点になるが、去年11月2日、元福岡商工会議所会頭であった河辺浩幸を呼びかけ人とした政治資金パーティーでは不人気しきり。市議も財界もソッポを向いていた。「あんな人をもう一度選んだら福岡の恥」(市会議員)と半ば公然と言われていたのだから無理もない。だから、我々も度々「高島危うし」と書いてきた。しかし、今年に入って流れが変わりつつあるようだ。
武田良太ピンチ!須恵町町長選挙で勃発した代理戦争
年末の慌ただしさの中で、自民党福岡県連がもめている。
その原因は来春予定されている福岡県糟屋郡須惠町の町長選挙。三期目を迎える中嶋裕史町長(無所属)が無投票で町長になると思われていたのだが、ここにきて元町議会議長である長沢誠司(無所属)が対抗馬として名乗りを上げたのだ。この2人のバトルが自民党大物議員、麻生太郎と武田良太を巻き込んだ代理戦争へと発展しているのだ。
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