カテゴリ: 田上不美夫
「工藤会」野村総裁死刑を破棄「無期懲役判決」で警察&暴力団に広がる波紋
福岡高裁(市川大志裁判長)は12日、殺人罪や組織犯罪処罰法違反(組織的殺人未遂)などに問われた特定危険指定暴力団「工藤会」トップで総裁の野村悟被告の控訴審判決で、死刑とした1審判決を破棄。無期懲役を言い渡した。この判決に工藤会関係者、警察関係者も驚きを隠さない。その波紋は時間の経過とともに大きくなっている。
「工藤会」組織改編で「役職名」も変更したワケ
29日、工藤会最高幹部、野村悟被告、田上不美夫被告の控訴審は結審を迎える。弁護側はこの結審を引き延ばそうとしているが、それがうまくいったとしても日程的には11月には結審となる。判決は2月末から3月。それに合わせてなのか、工藤会の役員名称の変更が決まったようだ。
アングラ社会に衝撃を与えた「道仁会」松尾元会長の逮捕
福岡県警は指定暴力団・道仁会の元会長、松尾誠次郎容疑者を恐喝容疑で逮捕した。2006年に引退したとはいえ、松尾元会長は今なお影響力を持つ伝説のヤクザ。この事件は、アングラ社会に衝撃を与えている。
工藤会田上被告が野村総裁を「父のような存在」と語ったワケ
9月27日、工藤会野村悟被告、田上不美夫被告の第2回控訴審が福岡高裁で開かれ、看護師襲撃事件、歯科医師襲撃事件の2件について、自らの指示による犯行と認める供述。供述は具体的な指示内容、指示系統などに及んだが、野村被告の関与はまったくないと証言。だが、今回の供述で注目されたのはそれだけではなかった。
供述変えても死刑は免れ得ない「暴力団事件」の過去の判例
工藤会最高幹部、野村悟被告、田上不美夫被告の控訴審が福岡高裁で13日、開始された。傍聴席58に対して希望者385人。注目の公判であった。当初から言われていた通り、田上被告が地裁段階での供述を翻し看護師襲撃、歯科医師刺傷事件については「自分の独断の犯行」としてかかわりを認めたのだが、はたして田上被告の供述転換は狙い通り、野村被告の死刑回避につながるのか。
工藤会No.2「犯行単独指示」方針転換と「新理事長人事」は抱き合わせ!?
24日の読売新聞朝刊1面トップで、工藤会事件の控訴審方針で工藤会が衝撃的な方針を検討していることが明らかにされた。工藤会側が看護師刺傷事件と歯科医師刺傷事件について、ナンバー2の田上不美夫被告がトップの野村悟被告に相談することなく独断で指示したと主張するというものだ。突然の方針転換は組織再編とも絡んでいる。
工藤会No.3が無期懲役判決「最高幹部3人」の間に吹き始めた「すきま風」
工藤会No.3の菊池敬吾被告に福岡地裁は、無期懲役の判決を下した。菊池被告は工藤会が市民を襲撃した凶悪事件6件に関わっているとして福岡地検に起訴されていた。菊池被告は無罪を主張してきたが、工藤会No.3の菊池被告が関与していないはずはないというのがその理由だ。そのためか、ここにきて工藤会の崩壊の予兆が見え始めている。
「工藤会トップ」死刑判決も「福岡県警」の終わらない戦い
26日10時より工藤会最高幹部に対する裁判が福岡地裁で開かれた。野村被告に下さた判決は死刑。午後4時前、安達勉裁判長の下した判決は聞いた野村被告は「こんな裁判があるか」と吐き捨てた。
新型コロナ感染拡大のせい!?工藤会No.2「無期懲役」と「未解決事件」
14日、福岡地裁で市民襲撃事件に関与したとされる工藤会トップ2人に対して検察側の求刑には驚きがあった。トップと認定されている野村悟被告は死刑、NO2の田上不美夫被告は無期懲役というもの。何が何でも野村被告は死刑にするという強い意志は感じるものの、田上被告への求刑が無期となったことには首をひねる向きも多い。じつはここに検察側の狙いがみてとれる。
異例!工藤会「長谷川組組長」が会長代行に就任したワケ
年末を迎え、工藤会の人事体制が固まってきた。会長代行には長谷川組の長谷川泰三組長が就任した。長谷川会長代行は、9月25日に、工藤会舎弟頭に就任したばかりだが、それが実質的に今回の会長代行就任へのステップだったようだ。長谷川組の本拠は福岡市、北九州市に本拠を置く工藤会の組長に、福岡市の二次団体の組長が就任するのは異例中の異例。この裏には、苦渋の選択があるようだ。
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