カテゴリ: 暴力団
「道仁会と浪川睦会」の抗争指定解除で加速する「県警VS工藤会」全面対決
6月12日、我々が報じた通り、福岡、佐賀、長崎、熊本の各県公安委員会は道仁会と浪川睦会の特定抗争指定暴力団の指定を解除することを決定した。5月中旬に、両団体のトップが県警本部に訪れ、抗争終結の宣誓書を提出したことで、抗争の恐れがないと県警が判断したためだ。これまで禁止されていた事務所の使用や会合なども制限がなくなり、両団体もほっと胸を撫で下ろしているところだろう。しかし、その一方で顔を曇らせている団体がある。工藤会だ。
「旧ロハス電力」に見え隠れする「暴力団」の影
6月4日、浪川睦会系の組長ら3人が詐欺の疑いで福岡県警に逮捕された。詐欺の内容は、容疑者3人が土地の売買仲介手続きを装い、男性(70)から500万円の金員を騙し取ったというもの。容疑者らは、「太陽光発電の会社が土地を探している」と被害男性に近づいているのだが、この「太陽光発電の会社」が旧ロハス電力だと言われている。単にロハスの社名が使われてしまった可能性も否定出来ないが、以前からこの会社には暴力団の影がチラついてる。
「北九州歯科医師刺傷事件」は県警に対する「報復」だった
先月26日、北九州市小倉北区の歯科医師の男性(29)が何者かに腹や足など6ヶ所を刺され重傷を負った事件が起きたが、県警は暴力団、工藤会関係者の犯行と見て捜査している。当時、被害男性の父親が脇之浦漁協の理事選に立候補していたことから、背景には漁協に介入する目的があったのではないかと推測されるが、コトはそう単純ではない。そのウラにはなんとか介入を目論む暴力団とそれを阻む県警の攻防が繰り広げられていたのだ。
「道仁会」と「浪川睦会(旧九州誠道会)」合併へ前進
九州誠道会が浪川睦会という新団体を立ち上げたことで、道仁会との和解は白紙に戻され抗争が激化するのでは、という新聞等の報道があったが、我々、メディア政経9ではそれを一貫して否定。両団体の和解交渉は順調に進み、いずれは合併する、と報じてきたが、それがいよいよ現実味を増してきた。
福岡で新商売「違法」に女性を斡旋する韓国の「有名旅行代理店」
韓国・珍島沖で引き起こされたセウォル号の沈没事故に続き、ソウルの地下鉄でも追突事故が起き、韓国の安全に対する意識の低さを問題視する声が国内外を問わず、日に日に強くなってきた。とりわけ日本では、秋田の2つの高校が韓国への修学旅行を中止を発表。韓国観光公社の発表では、ゴールデンウィークに観光に訪れた日本人は前年比24%も減少したという。韓国での自粛ムードもあるとはいえ、夜の街に賑わいは消え、末端のカラオケ店までリストラを行っているそうだが、商魂たくましいのは、韓国でも有数の女性コンパニオン派遣会社。「客が来ないなら、こちらから」とばかりに、福岡で“春を売る”商売をはじめているという。
道仁会会長の保釈で始まる「道仁会」と「浪川睦会(旧九州誠道会)」の第二幕
昨年6月11日、九州誠道会は福岡県警久留米署に解散届けを提出し、道仁会も抗争終結の宣言文を出したものの、これらの文書には両会の浪川政治会長、小林哲治会長の署名もなく、浪川会長の引退に関する言及もなかった。そんな中、小林会長がゴルフを巡る詐欺容疑で逮捕。旧九州誠道会は浪川睦会という新団体を発足させた。本当に抗争は終結するのか不透明なままだったが、今月8日、小林会長が保釈されたことによって両会に動きが出てきたようだ。
県議選「中間選挙区」は国会議員と福岡県警を巻き込むドロ試合の様相
県会議員選挙が行われる来春の統一地方選挙まであと一年。立候補予定者の講演会などが各地で開かれているが、中でも荒れそうな選挙区がある。中間市選挙区だ。すでに現職の貞末利光氏に対抗して、中間市議会議長の片岡誠二氏が立候補する意志を表明したが、武田良太衆議院議員と福岡県警を巻き込んだドロ試合に発展しそうなのだ。
産廃社長「小倉切りつけ事件」のウラで囁かれる「韓国マフィアと暴力団の土地取引」
24日午前7時15分ごろ、山口県下関市で産廃業を営む社長が、福岡県北九州市小倉北区上冨野の自宅を出た直後、覆面男にナイフのような刃物で突然襲撃される事件が発生した。被害にあった社長は警察の取り調べに対して、「暴力団とのトラブルはない。金銭トラブルはあった」と語っているが、この社長は2つのトラブルを抱えていた。身内のトラブルと地元暴力団とのトラブルだ。これに関しては報道メディアが取材中だが、もうひとつ、マスコミが嗅ぎつけていない大きな事案が浮上してきた。
追加一行情報——「行橋市市長選」
前回、二保候補者の弟の逮捕について触れたが、家宅捜索で見つかった拳銃は5丁だということがわかった。県警の武器庫認定は3丁以上なので武器庫認定される模様。大きな事件に発展しそうだ。
行橋市長選「候補者弟逮捕」に見え隠れする「別の事件」
《休日により無料公開》
行橋市の市長選挙まで1カ月。選挙戦もたけなわのこの時期、我々が予言したとおり大きな問題が発生した。2月3日、有力候補と言われていた二保茂則市議の弟、成樹容疑者が京都郡内の飲食店で拳銃と実弾を所持していたという疑いから銃刀法違反で逮捕されたのである。陣営内では「辞退やむなし」との意見も出たが、仁保候補は「突き進む」と強気の姿勢。実は銃刀法違反は単なる入り口で、その奥にはとんでもない事件が顔をのぞかせている。
二保候補は議員辞職願を議会に提出し、背水の陣を敷いてまでも選挙から降りない理由は何なのか。
「西日本新聞によると容疑者の車の中に銃痕があったと報道されています。ほかにも容疑者が使った料理屋のふすまに銃痕があったという情報もありますが、発見されているのは銃痕だけで、肝心の拳銃が十数か所に及ぶ家宅捜索でも発見されなかったのです」(捜査関係者)
つまり、銃痕があっただけでは起訴されない、という判断が候補者陣営にあったのではないだろうか。
が、その拳銃が発見されたという話が、7日以降流れ始めた。
「県警もやっきになっています。銃痕だけでは銃刀法違反の容疑を固めるのは難しい。そうなると逆に選挙妨害という批判も出てくる。容疑者が関係する女性宅を家宅捜索したところ、拳銃が複数発見されたようで、県警も少し胸をなでおろしているようです」(同)
逮捕が3日。容疑者は容疑を否認しており、2勾留されると考えると選挙公示の2日後の25日というタイミングで起訴されることになる。候補にとっては最悪の状況でニュースが流されるということだ。
「県警はブツが出たということについては、固く口をつぐんでいます。嘘はつけないから否定はしませんが、それについては現段階では発表する気もないということでしょう。われわれの追及に対してもノラリクラリと交わすような状況です。まあ銃刀法違反はこれで立件できるとなったのだから余裕はありますが」(県警担当記者)
なぜ拳銃を押収したという“手柄”を公表しないのか。
実はこの事件、二保容疑者の銃刀法違反は、ある意味“別件”なのだ。本件は別のところにある。
「RKB毎日放送が3日の夕方ニュースで報じていますが、築上町の町会議員が県会議員補選に立候補しようとした際に、二保容疑者が銃を使って『立候補するな』と脅したという件が本筋なのである。だが被害届が出されていない現段階では、そこまで捜査がのびるかどうか・・・」(同)
逮捕容疑に選挙妨害が加われば、行橋市長選挙とは舞台が異なるといえども、現候補者の出処進退に関わる問題になることは自明だ。
かつて行橋市を「日本一民度が低い街」と評した新聞社編集委員がいた。たしかに拳銃の話が出てきても、市民の多くは「考えられること」と冷静だ。
だが、捜査員たちの血の滲むような努力を無駄にしないためにも、自らの首長を目先の利害だけで選ぶようなことだけはしてはならない。
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